S田二次会でおこった出来事



はじめに
 個人のプライバシーおよび関係者の方々の社会的地位を考慮し、登場人物の氏名は全て伏せさせていただきますが、この物語はノンフィクションかも知れない(笑)。

<主な登場人物>

・N羽(某大学助教授・独身)

・K也(既婚)

・篠D(某大学助手)+よめはん:(仲人)

・J太(MC)

・S田+よめはん(事件の当人)

・H野(P社)

・S田いとこ(北九州在住・26歳男)

・J郎(N社)

・S田いもうと(Zホテル菓子職人)

・S本(M社)+よめはん

■199X.03.26.(SAT)

○18:30
 金沢Zホテルの部屋でK也、J太、S本*2、H野、J郎でS田支払いによる無料飲み会START。ビールは2部屋分全て飲む。ミニボトルは高いものから開ける。VALANTINEは高かったがまずかったので捨てる。(この時のボトルは記念にJ太がもって帰っている。)

○20:00
 先生達、S田をプラスし、「海彦山彦」にて飲み会START。ホタルイカの石焼き、カニ味噌がうまかった。篠D先生によるグラス一杯の「宗玄」一気大会。これが間違いの始まりだった。

○22:00
 店を出ると雪が降っており、K也とJ太がはぐれる。みんなに合流しようと,その辺の人に聞き込み(ナンパ失敗といわれている)をするが見つからない。J郎、H野で2人を探し、何とか会えたが今度は2次会の店がわからなくなってしまい、飲み屋ビル総当たり作戦開始。田舎でしかも雪。大変だった。間違えて恐い兄ちゃんのいる店に入ってしまいビビる。このあたりからH野は自己喪失状態(宗玄のせい?)

○22:30

 何とかS田行きつけの店「W」で3次会START。H野吐きまくり。K也グラス割りまくり。S田、篠D夫妻は式と仲人を控えていたので先に帰る。カラオケもやったが、だいたいの人間はもう何を歌ったか覚えていない。しかしS本×2は冷静にことの行く末を見守っていた。(彼等が歴史の生き証人としてこの後の光景も記録することになる)

 店を出るときK也がグラス、ボトルを持ち出そうとするもN羽先生にみつかり、あっけなく取り上げられる。それでも懲りずにK也は店の外にあった、廊下置用灰皿を引きずってエレベータへ。K也の灰皿を見て無性に何かをお土産にしたくなったJ太は廊下にあった消火器をEV内へ。K也がピンを抜き、いつでも消火活動可能状態。(後に気づいたが細川首相が金沢に来ていたおかげで、警察は手薄だった)EVに全員が乗り、扉が閉まった瞬間に消火活動開始。密室内は真っ白になり天国に行ってしまったような素敵な気分になる。K也が酔って全ての階のボタンを押していたおかげで、すぐ次の階で全員無事脱出。

 

○24:00

全員が空腹で、関東にもある「Kラーメン」へ。酔っているせいか異常にうまい。(みんな消火粉で靴は異常に白い)K也、先生に餃子がどーのと話しかけるが、先生は消火器の一件で怒っていて取り合わない。しかし皆と同様に,怒っている先生の靴も白いのが妙におかしい。K也意味もなくメニューを破く。証拠隠滅のためJ太がもって帰る。(ちなみにこのメニューはパウチしてあったので相当の力が必要だった筈)

 H野一口も食べられず死んでいる・・・・・・。

 

○時間不明

 TAXIでホテルへ。H野、途中でとめてもらい吐く。K也とJ太、ロビーでS本夫妻に「先生が怒っている」と聞かされるが酔っているため安心して眠りに落ちる。

■199X.03.27.(SUN)

○10:30

 酔ったときの睡眠は深い。こんな時間に起きてしまった。部屋の机の上には破れたメニューの他に、大量の爪楊枝と割り箸があり不思議だった。シャワーを浴び、披露宴用衣装に着替えロビーの茶店集合。K也・J太は,ビビりつつN羽先生に謝るが意外と怒ってなかった。どうやら昨日ラーメン屋の後、N羽先生とS本*2で事件現場確認(S本は嫁はんがいると非常にしっかりしているのが不思議だ)をしに行ったが,警察も消防も来ていなかったため安心したらしい(安心のあまり現場の記念写真まで撮ってきたとか)。

 

○12:30

 Zホテル内の宴会場で披露宴スタート。全員、昨日の今日なので食えず飲めず。正直いって気持ち悪かった。篠D先生の仲人のあいさつが意外と立派だったので、みんなびっくりした。(ただし新婦のことを「長男」と紹介してしまった)その後、仲人は安心したのか親戚に飲まされて真っ赤だった。で,モリモリ食べていた。気持ち悪く酒が飲めない我々はジュースばかり飲んでいた。料理は和食の後、洋食が始まり盛りだくさん。金沢おそるべし。

 当初調子の悪かったS蹊大学チームも、迎え酒によって少々元気になってきた。「何だ?意外と飲めるじゃん!」披露宴の終盤に、新郎新婦の持ち物のオークションがありS蹊大学チームは値段のつり上げ役を果たした。(でも買わなかった。) S田「愛の宣誓」をする。これでもう逃げられない。

○17:00

「点心之家」にて2次会START。 何を勘違いしたのか、S田は乗馬スタイルでムチをもって登場。みんな腹一杯で食えない。しかし、酒は徐々に飲めるようになってきていた。ビンゴ当たらず。徐々に崩壊が始まるS蹊大学のメンツは、次々と新しい一気のコールをあみ出す。(原住民の声一気、女の子の名前を聞いて「いい名前だ。じゃあ飲もう」、何かにつけて「奇遇だね」、「満タンお願いします!」ブロロロ自動車一気,などなど。つらいときの「半分一気」ってのまであった。)S田にまで一気させてよめはんににらまれる。ここで「幸せのポーズ」をS田にやらせた。

○19:20

 2次会終了。店の外で記念撮影と、S田の胴上げ。このときK也はS田のエルボードロップを食らい、右目が腫れる。だっせー!

○20:00

 居酒屋で3次会START。S蹊メンツの他に女性2名(この2名の女性、KDDのゼロゼロワンダフルの人と東ちづるに似ていた。つまり美人だったのだ。)、S田いとこ、S田いもうとというメンバー。店員さんに冗談で酒を勧めたところ、入れ替わり立ち替わり3人くらいが、がんがん飲みやがった。料理がここでもやたらとでてきた。きっと金沢の人は大食いなんだろう。ここでS田いとこが女性をくどきはじめたのをJ郎は見逃さなかった。

○22:00

 カラオケBOX「カラオケ合衆国」で4次会START。飲まされた仕返しかS田が立て続けに「リンダリンダ」、「トレイントレイン」、「ダイヤモンド」(しかも二回)という禁断の曲をエントリーして,ついにみんな切れる。N羽先生も徐々に切れてきて、一人で一気し始める。このBOXは、料理や飲み物の注文を部屋からFAXでするという変わった店。(部屋にトイレもついてたし、たぶん元はラブホテルの部屋だったのでしょう)ちなみに「ビール大ピッチャー2本」と書いた紙がFAXの中を5回程通過するのを見たという証言がある。S田いとこは異常に歌が下手だったがFILMを2回も買いに行ってくれたいい奴であった。S田妹も人の歌をちゃんと聞いてくれるいい娘だった。みんな中盤からはTシャツという、とても春先の北陸とは思えない格好で歌っていた。(ちなみにこの部屋のエアコンは冷房15度にセットしてあった。昨晩は雪だったのに・・・。)

 さすがにS田は途中でよめはんと帰る(一応初夜ですからね) 延長しまくったため何時に出たのかは不明。K也・J太例によって何かを破壊したくなり、駐車場の金網に体当たり、自販機と喧嘩。(細川首相が帰り、警察が復活していたのでみんなこれでもおとなしかった)S田いとこがどこかでギッてきたタウンページをJ太が「号外!S田結婚!」として撒き散らす。K也、車が行き交う路上で大の字になって「俺を曳き殺してくれえ!!」と叫ぶ。車が本当に来ていたら今度は熊本で葬式飲み会ができたのに。

 美人の女性2名帰宅 。残りのメンツでまたも「Kラーメン」に入る。 K也、「ビール200本!」と注文するが、N羽先生に却下される。ラーメンはまたもうまかった。みんな「帰りたくねえ!!」を連発するが、先生は「今日はもう知らないからな」と怯えたように帰る。ホテルに帰り、K也の恥ずかしい写真を記念に撮ってから寝る。

■199X.03.28.(MON)

 Zホテルチェックアウト後、ロビーで記念撮影。当然全員で「幸せのポーズ」。J太、J郎、H野は、来たときと同じJ郎の車で帰る。帰りがけの車中でこの2日間のことを忘れないように披露宴招待状の封筒の裏に記述。3人の記憶が新鮮なうちに。この2日間は、N羽研の飲み会の中でも後々まで語り草になるでろうということで、北陸・火の2日間と命名された・・・。という訳で本当に楽しい旅でした。あんまり楽しかったので見聞録までつくってしまった。S田君、M由美さん、結婚おめでとう。次回も是非呼んでください。


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