皆さんこんばんは、カジャグーグー改め、kajaです! 嘘です! カジャグーグーはイギリスのニューウェーブバンドでした。『君はTOOSHY』がヒットしたのも記憶に古いところ。その後ボーカルのリマールは抜けて『ネバーエンディングストーリー』でヒット飛ばし、残ったメンバーは『カジャ』と言うショートバージョンのバンド名に改名したけど結局一発屋で終わりましたな。 どうでもいい話でした。 言いたいのはカジャではなく鍛冶屋です。 街中にジャックを停めて側でぼーっと缶コーヒー飲んでいたと思いねえ。 そこに歩行器を使って少しずつ前進しているお爺さんがやってきました。 なんと作務衣姿である。 お爺さんはバイクの前で立ち止まると、じーっとカタナのサイドパネルに見入る。 要するにこれ。 お爺さん『あんた、なんでこれカタナって書いてあるんだえ?』 私『これ、カタナって言う名前のバイクなんです。外国人のデザイナーが日本刀をイメージしてデザインしたんです。(やや大声)』 お爺さん『そら、私にも縁があるやな。私はすぐそこで刀鍛冶やっとるもんだがの。人間国宝なんよ。』 私『げっ!まじっすか!』 お爺さん『しかし立派なバイクやな。こりゃ四気筒かい?』 若い頃は男前だったんだろうなと思わせる瞳を大きく見開くお爺さん。 私『はい。そうです。』 お爺さん『ほうかいほうかい。わたしゃあね、その昔メグロっちゅうバイク乗ってたんだよ。もう60年くらい昔じゃ。ありゃ楽しかったな。』 私『そうなんすか。そのバイクは知らないです。』 後で調べたら目黒製作所と言うメーカーがメグロ号と言うバイクを出していたらしい。その後業績が悪化してカワサキに吸収された。 私『また乗りましょうよ!(無責任)』 お爺さん『ははは。もういっぺん若返ってバイクに乗りたいもんだな。ありがとう。あんたと話して少し若返ったわ。』 その後、僕はエンジンの音を聞かせてあげた。目を細めて微笑むお爺さんを残し、走り去る私。 ちょっといい話でしょ。 お腹が空いたから魁力屋でラーメンを食べました。 九条ネギが美味しかった! で、何時ものナップスを冷やかして帰ってきた。 いつも通り何もないはずの日曜日が、おじいさんのお陰で少しほっこりした。 俺は何歳までバイクに乗れるのだろうか。 |
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